海月記 ── 花笠海月の雑記帖

「くらげしるす」と読みます。

「文体診断ロゴーン」で遊んでみた

・文体診断ロゴーン
http://logoon.org/
 
 
 2010年からある診断です。文学フリマ情報を求めて検索していたら遊んでいる人をみかけて、私の文章をやってみました。以前もやったことあるのですが、スクショ等はとっていないのでどうだったかわからず。今回は画像で残してみました。

 

文章

 試したのは下記4つの文章。

・「短歌人」2019.4「入会のころ」
・「ねむらない樹」vol.2「短歌の「ニューウェーブ」について」(2019)
・「六花」vol.1「六花書林10.5周年記念フェア」(2016)
・「短歌人」2011.5「青柳守音さんのこと」

 最近の2本、すこし前の1本、もっと前の1本というラインナップ。余談を加えると、現在PCに残っていて、かつすぐに取り出せる場所にある短歌関係の文章で一番古いのは2003年のものでした(説明長い)。

 結果。

 

 一致指数ベストだと4本中3本に海野十三が登場。
 末弘厳太郎は読んだことないので一致にあがってくるのが不思議。と、いうか一致指数の高い海野十三も読んでいるというほど読んでいないです。読んでいるものと書いたものが影響関係にないということか。
 一致指数ワーストにあがっている人のほうがまだ読んでいる気がする。

 2011年と2019年で一致指数にあがってきているメンバーは共通の人たちがいるので、私の文章はそんなに変化していないと思われます。

 

短歌 
 
 最近の短歌をテキトーにコピペしてみたところ、文章では一致指数ワーストすべてにあがっている岡倉天心が一致指数ベストになりました。
 しかし、「一致指数ベスト」でも値はマイナスです。しかもマイナス3ケタ。一致しないところからの選択ということがわかります。
 そもそも文章のための診断なので、短歌が苦しいことは予想していました。「一文が長い」の評価がついていたこともあり、一首の後に句点をつけたものを試してみました。句点ナシだとベストの岡倉天心がいなくなって、有島武郎が入ります。他の2名は同じ。
 句点アリでもナシでも、短歌の一致指数ベストは戦前の人たちです。旧かなだとそうなるのか?

 文章でも歌でも一致指数ワーストにあがっているのが吉川英治吉川英治、そんなに私とちがうのか……。

 句点アリバージョンでもまだ「一文が長い」が出ます。私の短歌は確かに長い。しかしコピペした歌の中で最長35字です。一文が原稿用紙2行以内でも「長い」と判定されてしまうということになります。35字ってそんなに長いですか……?

 

 こういう診断が出たからといって、文章の書き方を変えることはないつもり。「一文が長い」は文章の診断では出ていないので、そんなに気にすることはないのかもしれませんが、こちらは今度からもう少し気をつけていきたいと思いました。