海月記 ── 花笠海月の雑記帖

「くらげしるす」と読みます。

2019年4月26日(金)までの日記

※この日記は右記のnoteより移転したものです。https://note.com/klage

 

 

2019年4月20日(土)

 ぜんぜん朝イチではないが、早い時間に期日前投票。割とすいていた。そのまま下北へ。

 まずは古本屋。北側のクラリスブックス、明日。明日は白樺跡地の古本屋。跡地といっても本棚も外台もそのまま。棚にある本はまったくちがうけれども、消えていない部分があるのは地味にうれしい。南に移動してビビビ、ほん吉。

 昼食。下北沢はスープカレーの店が多いということでカレー好きの同行者が調べた中で気になる店というところにする。「ポニピリカ」という店。ぱりぱりチキンのカレー+チーズフライトッピング。辛さは1にしました。1でもスパイスがしっかり効いてました。
 この店は自分でオーダーシートに記入する形式。ベースのスープ、具の種類等を記入。この店のオーダーシートには「ニックネーム」欄がありました。オーダーをお客さんに書かせる店はめずらしくないけれど、これはめずらしいのでは?
 ニックネームはいつ使うのかな? 着丼時? など考えていたら、個別会計をお願いした時に名乗っただけでした。列の前の人たちのオーダーシートのニックネーム欄は空欄でした。もしかして必要なかった? 謎のニックネーム制度でした。

 昼食終了後、古本のドラマ、B&B
 B&Bは、本日の目的の田村元さんの『歌人の行きつけ』刊行記念イベント。アルコール含むワンドリンクつき。イベント内容が内容ですし、B&BはBook & Beerですから(?)、登壇者もビールでした。登壇者とは田村さんと大井学さんです。イベントメニューとして本に出てきたお酒も選べるようになっていました。本に入らなかったお話や写真など。写真はカラーなのがいいです。

 打ち上げにもお邪魔しました。「魚真 別館」というお店。別館とあるのでどこかに本店があるのかと訊いてみたら、本店は工事中で今は別館のみなんだそう。日本酒を含む飲み放題のコース。店名に入っているだけあって魚がおいしい。
 この店の通りに「文学堂美容室retri」という本が読める美容室がありました。ウェブの記事を読んで気になっていたもの。集団行動中だったので寄れなかったけれど「ああ、ここかー」と眺める。

・文学堂美容室retriの記事とtwitter
https://reajoy.net/feature-articles/bookstore/9950/

https://twitter.com/retri_bungakudo

 他にもブックカフェなどもありました。世間的には古着や舞台のイメージが強い街なのかもしれないけれど、本が好きだったら散歩がはかどる街だと思います。

 2軒目はfreebirdというイタリアンというかダイニングバーというかの店。全員、魚真でおなかいっぱいだったので、フードの注文控えめ。ピクルスとか甘いピザとか。ここもおいしかった。

クラリスブックス。ビルの2階なので入り口はこんなもん。

古書明日

2階がポニピリカ。右の真っ暗に見えるのが階段です。1階は別のお店です。通りすがりだったら入らなかったと思う。

くるみとチーズのピザにはちみつをかけているところを撮ろうとした(右上のブレているのがはちみつのスプーンです)。緑のものはなんだろう。記憶にない。

2019年4月21日(日)

 2日連続外出だったので家でまるくなる。

 錦見さんとネットプリントの話題。ネットプリントのサービス開始は2003年。短歌関係だと2012年11月に吉田恭大さんが出された「まったく新しい効能を持つ都市間交通システム(仮称)」が最初ではないかということになっていたという認識だったのだけど、ゆきこさんより2011年10月の村上きわみさんの「まめきわみ」の方が早いと教えていただく。かわいい写真つき。

https://twitter.com/hanaklage/status/1119909928179654656

https://twitter.com/imawik/status/128371139587219456

https://twitter.com/nanka_daya/status/270144752807186432

https://twitter.com/atelier_yi/status/1119931559677534208

https://twitter.com/hanaklage/status/1119914698017624064

 備忘としてやりとりのうちの一部を埋め込みます。こうして教えていただけるのはうれしい。まちがった知識で発言してしまったのはごめんなさいとしか言えないのだけど。
 
 
2019年4月22日(月)、23日(火)

 両日とも外出。特記事項なし。

 人生の最高体重を更新中。あまりの成長ぶりにぜんぜん測る気がしなかったのだけど、ひさしぶりに体重を測りました。わが家の体重計はアプリでデータが蓄積できるタイプ。
 アプリから「別の人のデータです」と表示される。電話が変わったせい(体重を測らなかったあいだに本体交換をしています)なのか、体重が変わりすぎたからの判断なのか。「いいえ」だと登録できず、「はい」にしたらなぜか登録できた。私が画面指示を理解していないだけなのか。なにもわからない。登録できたのでもう考えないことにする。
 
 
2019年4月24日(水)

 外出。吉祥寺のギャラリーでの個展へ。トニーズピザで食事。吉祥寺はめったに行かないので、ついでについでにーでウロチョロしてせわしない。
 雨がチラチラ降っていた。

 twitterで献本の話題。小林えみさん @koba_editor という編集者さんと郡さん @khorijunichiro のやりとり。郡さんは2回くらい同じ場にいたことがあるし、共通の知り合いも複数いるけど、しゃべったことはないという距離の方。

 郡さんの発言が問題になるのはわかるんですが、郡さんが発言するきっかけとなった小林えみさんの「日本の狭い出版村の田吾作同士が「オラのイモ」贈りあうのが自慢になるかよ」も相当ではと思う。交流自慢に対して、田吾作同士と卑下してみせるのは理解できます。しかし前提が共有されにくい場でカギカッコつきでも本を「イモ」とするのは不適と思います。この表現だと本もたいしたものではないことになってしまう。作っている本を自慢する価値ないと思いながら編集さんは作っているの? ちがうのでは?
 私は献本が悪いとも思わないし、献本いただきましたtweetも否定したことはない。本当に親しいのであれば交遊自慢したって何の問題もない。私だってどこかで紹介してもらえるかもという下心を持って献本することくらいある。そして他の理由の献本もある。どんな理由の献本かは他人にはわからない。本はもらった人のものなのだから、交遊自慢tweetしようと、ダイマしようと、売り飛ばそうと、開封せずに捨てようと自由と思っている。
 本を貶めずに献本tweetを擁護することはできなかったのであろうか。

 わけておられないけれど「本の内容をタダで読める」と「タダで本を配る」は別の話題だと思います。その後の発言を読むと小林さんは本をタダで配ることを肯定しているようにしか読めない。読書が広く行われること、それを願うことを肯定するのはたぶん誰も否定しない。ここをまぜて語る人が献本をここまで全肯定するのは危険だと思う。わけて話題にしないことによって「タダで本を配る」全般を肯定させようとしてないか?(と、読まれてしまう)
 「タダで本を配る」を肯定する作り手は誰に売るつもりで本を作っているのだろうか。自費出版ならともかく、商業出版であるのなら、本をタダでもらう人の分の負担は本を買っている人がしているのでは? 負担させれられている人が不快を表明するのがそんなに悪いことなのだろうか。「「献本お礼」SNSを牽制することで、一体だれにとって何がプラスになるのか」と思われているようだけれど、金を出して本を買う読者に余計な負担を強いておいてタダでもらいましたと公言する、そのことに不快を示すのはそこまで否定されなくてはならないものなのだろうか(郡さんは献本そのものは否定していない。「ツイートの胸糞わるさ」について書かれている。ある種のお気持ち表明といってもいい)。そして、気持の表明に対して「SNSにおける「御礼+紹介」発信における意味」を説明してどうしたいのか。知らない人に広めるためならば、すでに本を入手した読者の気持なんてどうでもいいということなのか。「紹介」が目的がであるのなら「ゴテゴテ敬語をまぶしている」のはなぜなのか(郡さんは過度な敬語と感じられる献本tweetしか問題にしていない)。そこを説明しないと反論にならない。
 裏方的諸事情は読者とは関係ない。商業出版の編集者ならばこの辺の意見というか気持というかは受け止めるべきだと思う。作り手でなく献本受ける側としては知らんがなという話題だと思う。郡さんはハッキリ編集の立場だと思うけれど、小林さんがどの立場のつもりで発言されたのかよくわからない。
 こんなことをながながと書いておいて言うのもなんだけど、この発言はこういう別の話題を呼び込んでしまう。そこもよくない。

 私は、出版村の田吾作もイモもフリマのクッキーもどれもどうなのかという物言いだと思う。読者を無視したこういう挑発的な物言いはどうかと思います(そもそもtwitterで議論がむかないという話はとりあえずおいておきます)。が、他人がどちらか(あるいは両方とも)が悪い/悪くないと言ってすむ話でもないと思います。

 ↑とは関係のない話だけれども贈った本が新古本屋に即流れて著者が悲しんだり、古本愛好者としては献本流れは悪いものでなかったりという話題もある。短歌に献本はつきもので、もらっている人ももらっていない人も1度以上考えたことがあると思う。献本に対しての気持や態度は人によってちがうし、1人の人でも場面によって大きく異なる。こうすればよいというものはないと思う。他人は他人と思って見るしかないのではないか。

 まとめができたけれど発端の発言が入っていない。まとめのURLと発端の発言、まとめに入っていないけれど関連があると思う発言の埋め込みをしておきます。

・「クッキーでも焼いてフリマで売ってろ」斬新な罵倒に様々な反応が集まる
https://togetter.com/li/1341322

・まとめに入っていない小林えみさんの発言の一部
https://twitter.com/koba_editor/status/1120516886645682178

https://twitter.com/koba_editor/status/1120518336218050560

https://twitter.com/koba_editor/status/1120519227134361600

https://twitter.com/koba_editor/status/1120833876375457794

↑は長いので全部は埋め込みませんが、裏方なのか献本受ける立場なのかよくわからないという部分は、この発言のツリーを読んで書いたものです。

 

 
2019年4月25日(木)

 外出。

 見落としていたメールがあり、ギャッとなって返信を書く。まだためている返信がある。

 夜、だやさんとtwitterでやりとり。クッキーがテーマのフリーペーパーを作ることになる。参加者をスカウトすべくメール。twitter上で意見を表明するのはおもしろくないけれど、こういうのはたのしい。こういう時だけ早い。すいません。

砂あび中のスズメ。遠い。

先日逃げられた猫と同一個体と思われる。行ける気がして近づいたのだけどこちらのことは気にせずお手入れしていた。

モンスター派です。自動販売機180円ってはじめて見たので思わず撮影。。


 
2019年4月26日(金)

 午前中雨。昨日まで20度超えていたのが15度くらいに。寒く感じる。

 外出。外食。スープストック。鶏肉と玉葱のスープバルサミコ風味と韓国風雑炊。フォッカッチャにしてバルサミコ風味の鶏肉をはさんで食べる。

 

 「Tri」の作業もやっている。なんと文フリ参加9回目にして初めてウェブカタログに書影を載せた。やればできる場合もある。

https://c.bunfree.net/c/tokyo28/14560